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2000年 バリ・アート・フェスティバル情報報告編



スカル・ジュプン バリ・アート・フェスティバルに出演!


スカル・ジュプンが2000年のバリ・アート・フェスティバルに出演しました。バリ・アート・フェスティバルは毎年6月中旬より約1月にわたってデンパサールで開かれ、今年で第22回を迎えます。今年は6月17日より7月8日までの日程で行われました。

今年のアート・フェスティバルでは、ガムランの国際化をテーマに "International Gamelan Exhibition 2000" として、インドネシア以外の国から多くのガムランの演奏団体が招かれています。スカル・ジュプンもその内の1つとして招待されました。

スカル・ジュプンの公演は、6月27日夜、STSI Denpasar(インドネシア芸術大学デンパサール校) Natya Mandala 野外ステージで、アメリカのガムラン・グループ、スカル・ジャヤとの Mebarung(競演)という形式で行われました。

スカル・ジュプンの演奏に対するバリの人達の反応は好意的で、6月29日付の地元紙、「バリ・ポスト」では、「演奏は技術的に申し分なく、目をつぶって聞いていたら、バリ人が演奏していると思うほどである。」との評価を受けました。

以下に当日のプログラムを紹介します。

Jagul Anyar (*):Lelambatan。Wayne Vitale 作曲。
Tabuh Telu:Lelambatan。古典的な儀礼曲。
Gabor:歓迎の踊り。
Selat Segara (*):歓迎の踊り。
Kebyar Duduk:Mario による男性によるソロ舞踊。座りながら踊る動きに特徴がある。
Jaran Teji:Jaran Teji とは、駿馬のこと。現代バリを代表する I Wayang Dibia、音楽は I Nyoman Windha による作品。
Campuhan (*):Dw. Pt. Berata による新作器楽曲。
Telek & Jauk (*):集団仮面舞踊。TelekとJaukで聖と邪を表す。
Angin Timur:皆川さん作曲の新曲。曲名は「東風」の意味。
Talakalam (*):Michael Tenzerによる新作器楽曲。インドの打楽器タブラのソロが入る。
Jauk Manis:目を見開き、歯をむき出しに荒々しい仮面の踊りです。
Tri Datu (*):Ny. Cerita による新作舞踊。3人の女性により踊られます。シバ、ブラフマ、ビシュヌを表わす。
Sekar Gendot:I Wayang Lotring という有名な音楽家によって今世紀中頃に作曲されたものと伝えられいる器楽曲です。
Legong Kuntul:白鷺の舞。バリでは島中いたるところに田がありますが、そこに白鷺が舞い降りる様を表現しています。
(*) Sekar Jaya による演奏






ガムラン・グループ スカル・ジュプン